

WEB雑論03|デザインと音楽
皆さんのオフィスでは、音楽が流れていますか?
業界、職種によって違うと思いますが、WEBやDTPのデザインの現場では、音楽を聴きながらデザインするデザイナーは多いと思います。
僕もそのひとりです。
でも、企画や戦略のプランニングの時は、ほとんど音楽は聴きません。思考の邪魔になるだけですし、集中すると音楽はほとんど耳に入ってきません。
また 事務作業や単純作業の場合は、音楽があってもなくても どちらでも気になりません。作業効率的にも大差はないと感じます。
ただデザインワークの時だけは、音楽が流れている方が 断然効率が良いです。これは "真夏に大量の汗をかいた後に飲むビールは最高に美味しい" くらいに、確実です。
思うに、音楽が仕事の効率を上げる(リラックス効果ではなく、純粋に作業効率を向上させる)場合とは、論理的な仕事や 体が覚えているルーティンワークではなく 感覚的・創造的な仕事の場合ではないでしょうか。
通常のビジネスワークは、主に論理的な仕事が中心になってくるので音楽は邪魔ですが 、論理ではなく感覚、左脳ではなく右脳を働かせる必要があるデザインなどの仕事には、
ダイレクトに右脳を刺激してくれる音楽が、感性を司る脳の分野を よりスムーズに活発にするように作用してくれていると思います。
と、この文章をかいていると「音楽ってすごいよな」「音楽なしでデザインワークはありえないな」などと考えていましたが、そこからふとひとつの疑問が生じました。
デザイナーは音楽による恩恵を受けていますが、その音楽を作る側 作曲をする方々にとっての、仕事を促進させる要素(デザイナーにとっての音楽)とは何だろう、と。
気になったので調べてみると、作曲は "何も考えていない状態の時" にふっとメロディーが降りてくる場合が多いようです。例えば 眠りにつく前やシャワーを浴びている時。そういう「無」の状態の時も、右脳が活発になっているんでしょうか。
しかし "無になってひらめくのを待つ" 状況って 結構しんどいですね ...。
その点 デザイナーは "音楽" がビシビシと右脳に電気を流してくれるおかげで、仕事がぐんぐんはかどります! 今日はボブ・デュランが電気を流してくれました。明日はリアム・ギャラガーに電気を流してもらう予定です。
